2006年 07月 04日
○ いい上司の判断基準。◆
あるデータに面白いことが書いてあった。
管理職の仕事というのは、自分で仕事をすることではなく、
判断することなのだ。それなのに、判断しない、あるいは判断が
遅いというのは、管理職失格なのである。
では、AとBという判断の難しい選択肢があった場合、次の2人の
上司のうち、皆さんは " どちらの上司が良い上司 " だと思うだろうか?
(1)1日じっくり考えた末にAという決断を下し、結果的に正しかった上司
(2)5秒で Bという決断を下し、結果的にそれが間違っていた上司
答えは(2)の上司である。 実は、ビジネスの世界には、やってみなければ
わからないということが非常に多い。 仮に、先ほどのAとBの正しい確率が
フィフティ・フィフティだったとしたら、100年考えてもわからない。
やってみなければ答えは出ないわけだ。
管理職が行うべき判断というのは、全てそういうものだから、
とにかく速く、判断・決断することが重要なのである。
確かに、(1)の上司は結果的には正しい判断をしたかもしれない。
しかし、それは結果論であって、1日かけた判断と5秒で下した判断
との間には、本質的には何の差もないのだ。であるならば、1日かける
よりも 5秒で判断した方がいいということなのである。
皆さんは、どう考えますか? 私は、その選択の内容の重要性の問題だと
考えます。仮に、最重要課題であるものは、 I'll think it over night.
つまり、「一晩、じっくり考えて結論を出す」ようにしています。理由は、
人は、人生それぞれ、経験を積んでいくものです。
そして、その経験や失敗した事は、一晩考えれば、過去にこういうことがあった、
こういうアドバイスや話を聞いたことがある、などと必ず思い出すものである。
もし、それ程重要でないないようであれば、できるだけ即答するようにしています。