2007年 06月 21日
□ 漢方養生訓(日経ビジネス)より。一病息災
いうのがあります。現在NHKの大河ドラマで武田信玄の戦術、戦略を
垣間見ることができますが、この信玄の強さを記した『甲陽軍艦』には、
「7分勝ち」というのがあるそうである。
信玄曰く、「6分、7分の勝ちは10分の勝ちである。
8分の勝ちは危うく、9分10分の勝ちは見方が大敗する元である」。
つまり、完勝すると相手を見下し、油断が生まれて、いずれ味方が
大敗することになる。
このことは、養生の極意にも当てはまる。完全な健康であることに
越したことは無いが、それよりむしろ、体のどこかに少し悪いところを
抱えていた方が慎重になり、かえって長生きをするようになる。
このことは、「一病息災」ということである。
*「一病息災」:
広辞苑によると、「持病が一つくらいある方が、無病の人よりも
健康に注意し、かえって長生きできるということ」とある。
私の父親は、22年前に大病を患ったが、現在87歳、来年は米寿である。
以来、「一病息災」は、彼の口癖である。
1973年、カリフォルニア大学のブレスロー博士は、生活習慣病と
病気との関わりを調査した。その結果、
①適正な睡眠時間、
②喫煙をしない、
③適正体重を維持する
④過度の飲酒をしない、
⑤定期的に運動をする、
⑥朝食を毎日食べる、
⑦間食をしない
これら7つの生活習慣病のうち、実施している項目が多い人ほど
長生きであることを明らかにしている。
武田信玄曰く、「40歳より内は勝つように、40歳より後は負けざるように」。
中年を過ぎたら、病気に勝たなくてもいい。負けなければいいのである。
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