2010年 12月 28日
■ 英会話が上手くなる手順。
レッスンが1本ありましたが、その生徒様から素朴なご質問
がありました。
どうやったら、先生みたいに発音が上手くなれますか、という
ことでしたが、日本人としては発音が上手い、ということだと
思います。私の評価する上手な発音は、声の出し方、強さに
あると思います。腹式呼吸であり、ゆっくり発音しても正確に
発音できる人です。速く発音してごまかすことのないように。
ビート米会話の英語は、異常なくらいに発音にこだわります。
その理由は、英会話の基準はリスニングだからです。そして、
自分の発音と近い発音が聞こえれば、当然相手の音が聞き取り
安くなるからです。
発音とは、つまり、単なる単語の発音ではなく、単語と単語の
繋がりが産み出す連音、リエゾンの法則性。そして、アクセント
の位置、イントネーション(抑揚)のルール。最後に私が一番
重要視している文のリズム(ビートパターン:BEAT Patterns)
です。これらの全てを頭の理解ではなく、身体で身につけること
が必要です。要するに自分の口で声を出して覚えておくことが
必要となります。
そのためには、日頃から以下の手順で地道な努力をするしか
他には解決策はありません。
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#1:正しい発音(ナチュラルスピードの標準語)のCDを聴き
それを書きとる習慣をつけてください。全てのダイアローグ
(対話文)を書きとる必要はありません。聴いていて、自分が
理解できる表現の中で、自分の素直な気持ちから、この表現を
覚えたいという対象のものを選択してください。
#2:次にスクリプト(原稿)を確認し、聴き取れていない細か
な部分をチェックする。特に、複数のs が抜けていたり、冠詞
のa や the は要注意です。さらに、to や -ed などもよく聞き
逃しやすいものです。
#3:最後に、目標を決めたら、できるだけ感情を込めて発音
る努力をしてください。英語を覚える手順は、先ず、聴いて
瞬時に意味が理解できることです。時間ラグがない程度に、
理解できるまでCDを聴き続けてください。
#4:選択の対象とする表現は、短いものや長いもの、また同じ
ものであっても全く構いません。同じものを何回も書くのは
無駄の様ですが、実は、これこそ、慣用表現と呼ばれるもの
であることが自覚できるのです。
反復の回数の目安は、時々紹介していますが、大脳生理学的には
7回反復しないと身に付かないといわれているので、この7回を
目安にしましょう。連続で7回ではなく、時間差を置き、できる
だけ短期間に処理するのが効果的だと思います。
最後に、英語をものに出来る人と出来ない人の違いは、
周りから言われて英語をやるのではなく、自主的、主体的行動
をとれるか、とれないかの違いだと思います。やりたい人は、
応援します。楽しく続けられるように頑張りましょう。
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