2014年 05月 23日
◾︎ OK vs. all right の違いについて。
の違いを考える人は、少数派。
これじゃだめなの?
Is this not okay?
というツイートをTwitterでしたら、
では、okay と alright ではどういった違いがあるのですか?
という、いつもの素朴な質問が届きました。
この質問には、一言で答えることは出来ません。
品詞もOKでは、名詞、形容詞、間投詞の他に動詞もあり、
all right は、形容詞と副詞があります。従って比較の出来ない
ものもあります。
ここでは、共通する
形容詞で比較します。
◾︎Are you OK?
◾︎Are you all right?
響きとしては、okayより、all rightの方が文字数が多いので
より丁寧に感じます。
定義で比較すると、
◾︎OKは、気分、具合は悪くないか?、ケガしていないか?
「受け入れられる、満足できるレベル」というものです。
◾︎all right については、alrightという書き方をする人もいますが、
これは、略式、インフォーマルな書き方だから、マネする
必要はありません。
all rightは、ケガをしていない、具合が悪くない、怒っていない、
気が動転していない、の意味があり、「満足したり、受け入れ
られるレベル」と、ここまではOKと全く同じだという感覚です。
でも、追加の定義で「ただし、excellentではない」というのが
あります。「この上なく良くはない」ということです。
違う例文を使ってこれを検証しましょう。
How's the new teacher? 「今度の先生どう?」
◾︎ ➡︎He's all right.
というのは、「いいけど、excellentではない」という意味に
なります。つまり、「普通である」という意味です。
この日本語の微妙な違いを知らないと、理解の仕方が異なり、
誤解の原因になるのです。