2015年 05月 26日
◾︎ 最新のカリフォルニアの生活事情
カリフォルニアのSanta Barbaraのノーベル賞受賞者、中村教授
の元で日本の会社から派遣され、一緒に研究している娘夫婦を訪ねて、
数ヶ月滞在し、その滞在レポートを送ってくれました。アメリカの
生活や、カリフォルニアでの生活事情がよく分かるので、抜粋して
紹介します。
◾︎アメリカでは、白人は5割以下。サンタバーバラでは白人が8割。安全すぎ、
且つ、きれいすぎるので、サンタバーバラはアメリカではないと言われている。
子供が子供だけで外で遊ぶことができる。こういう環境は米国では稀である。
◾︎カリフォルニアでは、3%の人が60%の税金を払っていると言われている。
◾︎UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)では、何カ月か毎に10数億
円も寄付する人が現れ、そのたび毎に、それがニュースになっている。
◾︎高額納税者が多数いるこの高級住宅地域は、ゴミの収集回数も多い等、公共
サービスの質も高い。アメリカは階級社会であることを実感する。
◾︎サンタバーバラの山の斜面は高級住宅区域で、夜景がきれい。また海も見える。
そういった景色を見に高級住宅エリアへ登って行き、車を降りると、住民から
不審者として直ぐ警察を呼ばれてしまう。
◾︎ガソリンは高級住宅街では割高。安い所へ行くと、変な人が来て「手伝って
あげるから、お金をくれ。」などと言われる始末。
◾︎住宅地域は原則として撮影禁止。特に貧民街を撮ると問題になる。バスから
貧民街を撮り、ピストルでハチの巣にされたケースもあったらしい。
◾︎カリフォルニアは乾燥しているので、洗濯物がすぐ乾くのに、干すという発想は
まるでない。外に干すのは禁止されている。家の中は洗濯物を干すことができる
ような構造になっていない。どの家庭も乾燥機を使用しているが、衣類が直ぐ傷んで
しまう。特に靴下や下着のゴムの部分は、生乾きのまま取り出さないと、一回で、
台無しになってしまうから要注意である。
◾︎アメリカでは他人を監視したりしないので、人間関係が楽である。物価が高いが、
金さえあればアメリカの方が生活しやすいと感じる人が多い。
つづく