2006年 02月 09日
■ Panorama View from the Top ◆
■Hot Mail from USA:
BEAT・小原様
メールでの情報開示のご連絡&おことわり、わざわざありがとうご
ざいました。情報開示はもちろん、なんの問題もございません。
『有益な情報の共有化』には私も100%賛同いたします。
■現在、私はアメリカで生活して、米人と仕事をしているわけですが、
英語に関して疑問をもった点、通じなかった事、失敗した出来事を
習慣的にメモを取っていて、その中で自分で消化しきれない疑問を
ときどき質問させていただいてます。
そのメモを見ていたら、今振り返ると単純でおもしろいものが一つ
ありました。
■題して【見知らぬ婦人に『おっかさん!』】
・アメリカ生活をはじめて3年目の頃、自分の重大な発音の勘違い
に気が付きました。きわめて基本的な単語です。
・婦人の敬称 『ma'am』(=madam、発音はǽ)と母の愛称『mom』
(=mother)をまったく同じ言葉、発音と勘違いしていて、両方を
『mom』に近い音で発音していたのです。
・Officeの近くの席に、同僚で、文の最後によく『sir / ma'am』の敬称
をつける律儀な米人がいて、その発音をさすがに毎日、耳にしてい
と耳が慣れてきたせいか、自分がイメージしている『マム』の音と違う
ような気がしてきた3年目のある日、その米人に確認してみたのです。
・『もしかして、敬称のマムはmotherのマムとは違うマム(音)?』
米人曰く、『完全に違う音だよ!』
・『...!?☆..とは言っても、会話の流れで早口で発音されたら紛
らわしいこともあるでしょう?』、米人曰く『多分、それはない!』、
がびぃ~ん。
■例えば、今まで自分は飛行機の中で女性のflight attendantに
『Thank you, mom!(おっかさん)』っていたのか~。寛容なアメリカ人は
気にはしていないとは思いますが...
・それ以来、少なくとも 『ma'am』 の言葉を発するときだけは、あのヒキ
ガエルの鳴くような、口のえらを張るようなǽの発音が無意識に出て
きます。<ヒキガエルは、ビート米会話では、「蝶蝶(ちょうちょ)」と
言っています>
・ためしに、回りの同僚(日本人)に聞いてみると、同じように勘違いして
いた人がいましたので、婦人やおばさんになにげなく 『おっかさん!』
って言っている日本人の方、実はけっこういるような気がします。
■■小原からのアドバイス:■■
ビート米会話をスタートさせて、もう21年が過ぎてしまいました。
当時私が求めたものは、できるだけ短期間に、より効率的にいかに
英会話を自分のものにできるかでした。この気持ちは、今もまったく
ブレていません。
■その手段として、大人に英語を理解させるには、基本的な文法と、
まずリスニング力を上げましょう。そのためには、自分の発音を
ネイティヴの音に近づけておく必要があります、というものでした。
その理由は、それまで日本では、英語発音が上手いと学校でも言われ、
スピーチコンテストでも優勝し、俺は、発音がいい、とある意味天狗になって
しまった私を待っていたアメリカで、自分の発音がいかに通用しない
ものであったかを思い知らされる結果となったのです。
■それ以来、まず、「発音の基本の大切さ」を誰よりも口うるさく言って
いるかという事は、ビートの生徒様には周知の事実ですよね。そこまで、
発音にこだわるかと言われても、言い過ぎになることはないという
ふうに思います。無料メルマガのPart II では、その音に関する、
能書きが炸裂することになり...、迷惑をおかけしているとは、薄々感じ
ながらも...。