2019年 08月 17日
■ 英会話の学習感覚と心得‼️
現役の生徒様へ:
これまでにも何回かに渡って、英会話の学習法について案内して
いますが、今日現在での、私からのアドバイスです。
参考にしてください。
何度も言いますが、2~3歳ぐらいから思春期(17~8歳)くらいまで
の間(言葉の臨界期)に英語を母国語とする国々で4~5年生活すると、
自然と話せるようになります。この環境下では、特に努力して勉強
しなくてもいいのです。
でも、日本に住みながらにして効率よく英会話力を手にしたい場合、
現在、自分が何歳であるか?どのくらいの実力があるか?
によってもアプローチ法が変わってきます。
成人で、殆ど英会話の基礎もないし、会話力も皆無であるという
場合に限定して、その学習法に関して話を続けることにしましょう。
残念ながら、学校で学ぶ知識だけでは全く不十分です。だから、
学校の英語だけでは、正確な英語は話せるようにはなりません。
ここでの文法基礎力とは、「五文型や時制の理解、品詞の理解、
to 不定詞、関係詞(関係代名詞と関係副詞)の理解などです。
英語の基礎(文法)力も無いのに、闇雲に「外国人と世間話をして
おれば身に付く」というものでもありません。ましてや、
「聴くだけで英語が話せるようになる」という考え方、楽して
話せるという夢のような話は絶対ありません。
とにかく短期間で、努力も無しに英語が話せることはありません。
私は、名古屋市内の中区の東別院で1985年から34年間語学学校を
続けておりますが、これまでの成功された方の例をイメージしな
がら経験説で説明します。
英会話学習の手順:
■英語の文法基礎力を学ぶ。特に第二文型(SVC) と、
第五文型(SVOC) に登場する、補語:(C)を正しく理解すること
が先決です。(この分野は、日本語講師の範疇です。)
自分が既に知っている英語の表現( Thank you./ Good morning! /
See you! など)で、読んだり聴いたりして、即座に理解できて
反応できる表現にはどんなものかを考えてみる。そして、理解できる
ものがある一方、できないものもあり、その理由を考えてみる。
①読んで理解できる → ②聴いて理解できる → ③話せる。
この学習順序は不動です。読んでも理解できないものが、聴いて理解
できるわけは無いのです。そして話すという技能が最後の砦です。
①(読解力) → ②Listening(聴解力) → ③Speaking(会話力)
Writing(筆記力) は、あくまでも学習ツールです。英会話に必要
なのは、「耳と口」です。「消しゴム、鉛筆、紙」は必要無い
のです。
英語を母国語とする、ネイティヴのナチュラルスピードに付いて
いけるだけのリスニング力を取得するには、どうすれば良いの
でしょう。なぜ聞いたこともないような、違和感のある音に
なって聞こえるのかという理由を考える必要があるのです。
全てに法則性(【ラ行の法則】【分離の法則】他 )
があります。
自分でも限りなくネイティヴに近い発音が出来る人は、その
スピードの発音も聴き取れるようになります。理由は、自分の
話し方に近い分だけ、聴きやすくなるからです。当然のことです。
自分の話す(口から出る)音と、ネイティヴの話す音が大きく違えば、
何を言っているのか判らなくなります。
発音の構成:アクセントの位置、文全体のリズム、文尾の
抑揚(イントネーション)があります。
英会話の習得は、左脳による記憶力に頼るのではなく、
正確なリズムを刻みながらの声を出して覚える方法。
つまり口で覚える基本を忘れないでください。掛け算の九九
を覚えた要領に似ています。
英会話に必要な語彙力が無いのが、自分に英会話力が無いと
考える人がいます。でもそれは間違った見方です。中学校二年生
レベルの語彙力(850語くらい)があれば、日常の会話は可能です。
イギリスの言語学者チャールズ オグデン が19世紀に発表して
います。(PowerGramの巻末に一覧あり)
意外と注目されない分野に、度胸があります。これは訓練で
誰でも克服できます。(これは外国人講師の役割分野です。)
インタラクティブ(双方向)な会話をテンポよく話せることに
慣れる必要があります。
更に、一旦、入力された知識は、必ず忘れます。従って、何度も
何度も、忘れては覚えを繰り返すことを厭(いと)わないでください。
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