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Just Follow Your Heart ! 「一番やりたいことをやる!」

● 水分補給のバランスとタイミング

戦争体験の私の父親(87歳)の話を聞いて、戦時中はできるだけ水を
大切にし、戦地では、「水を飲まないで絶えることが美徳」としてたたえ
られたという話をいつも、耳にして育ちました。スポーツ時の水分補給の
間違った考え方が、15~年くらい前まで続き、野球部の練習の時に水を
摂ることが許されなかったという体験談を聞いたり、運動する時はすぐに
水分補給をしないこと、と言われて育ちました。

でも、今はすぐに水分補給を意識する人が増えて来ています。私の
会社は、英会話学校なので外国人講師を多く抱え、私たち日本人が
水の補給を重要視する以前から、いつもペットボトル(それも1.5リットル)
を持ち歩いている様子を見て、異様な感じを受けたものですが、この
ペットボトルの500mlの普及のころから日本でもたちまちみんなが持ち
歩くようになり、その数も急速に増えて来ています。

さて、先日朝日新聞に「水分補給、マラソン時の摂りすぎに注意」という
見出しを発見しました。記事の内容を観察してみると、マラソンなどの
長時間行う運動時に血中のナトリウムが減少する、「低ナトリウム血症」
を起こすのが問題で得あるという話です。これが原因で命を落とす人も
あるそうです。

ナトリウムとは、食塩のことで人間の水分量を調節する重要なミネラルで、
血中のナトリウム濃度は一定に保たれ、細胞活動に必須の条件だとのこと。
適切な水分摂取量は、まだ研究されておらず1時間あたり400~1500ml
と幅があった。そのため持久スポーツでは、できるだけ大量にとればよい、
という神話ができたようである。でもこれが原因で深刻な問題を起こすことが
あるとのこと。

予防の方法は、これまで、「のどが渇く前に水を飲め」という考えから、運動時
は「のどが渇いたら水を飲む」に変更し、「水分摂取量は1時間あたり400~
800ml」とするのがベスト。また、一般の人の脱水を防ぐには、のどの渇きを
感じる機能が低下している高齢者は、こまめに少量の水分摂取が必要になる
のはこれまでと同じ考え方でいい。

運動時は、スポーツ飲料でもナトリウムが低濃度のため、ナトリウム不足を
考慮すべきである。0.5~0.7グラム/リットルのナトリウム濃度の濃いものか、
食塩濃度では、約0.15%がベスト。1500mlの場合、食塩2.25gです。
目安として、少なくとも運動前の体重と運動後の体重が増加しないようにする
のが大切である。
by powerbeat85 | 2007-08-27 10:38 | ●健康関連

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