私たちの体は、頭のてっぺんから足先に至るまで、病名の付いた
痛みを伴う病気があります。頭痛、歯痛、から肩こりや腰痛、
ひざ痛、痛風など身体中に存在します。
これらの全てに原因があり、その治療法も全て解明されています。
しかし、ただ一つ、原因も治療法も分からなかったものがありました。
それが、慢性痛です。
慢性痛には二つの原因があり、①原因を治しても残る痛み、と
②原因がわからない痛み
私は、以前、14〜5年前に腰痛に悩まされていた時期がありました。
車を運転する時や、海外旅行で長時間座る姿勢は苦痛でした。
でも、不思議なことに大好きな趣味である、スキューバダイビングや
スノーボードをする時は、不思議とその痛みが全く感じられず、
快調にエンジョイ出来るのです。
このような不思議な現象を感じた方はいらっしゃいませんか?
私はゴルフはやりませんが、やっている最中は痛みを忘れてしまう
という記憶はありませんか?きっと、あるはずです。
その原因解明が、今回アメリカ🇺🇸での研究室で明らかになったのです。
身体中で発生する痛みは、脳の扁桃体で感じるということだそうです。
そして、その扁桃体で感じる痛みを和らげる脳が、側坐核(そくざかく)
と言われる部分です。
そうです。慢性痛も含めて、痛みを感じる扁桃体に側坐核の働きが
十分に活性化出来なかったので、治療が終わった後も痛みを感じて
いたのです。
側坐核の働きを活性化させ助長させるのに役立つのが、「達成感や
満足感」であることがわかったのです。そのため原因不明の慢性痛も
この達成感を感じる事を続けることで、完治に繋がることが判明しました。
人は、楽しいことや、達成感を感じる行動をとることで痛みを完全に
取り去ることが出来るそうです。
番組で紹介していたのは、歩くことも困難であった、20代の若い女性の
事例では、毎日、階段を登るというという目標を立てて、日々達成させる
ことによる満足感が今ではスキップして歩けるようになったというのを
映像で紹介していました。
しばらく重度の腰痛で悩んでいた当時の私が、何キロもある思いダイビング
ギアを背に背負って、当日は平気で歩くことができたのもこういう作用が
あったということがわかりました。
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